「動画にナレーションを入れたいけど、自分で録音するのは恥ずかしい…」「効果音を探すのって意外と大変…」
そんな悩みを抱えている方におすすめなのが、ElevenLabs(イレブンラボ)です。
テキストを入力するだけで、驚くほど自然な音声を数秒で作れてしまう優れものなんです。
しかも無料プランでも十分使えるので、気軽に試せるのが嬉しいポイント。
この記事では、実際に私が使ってみた感想や音声サンプルを交えながら、ElevenLabsの使い方をわかりやすく解説していきます。
- ElevenLabsで何ができるのか(実際の音声サンプル付き)
- 1分で完了する無料登録の手順
- 自然な日本語音声を作るコツとおすすめの音声
- 筆者が実際に試したボイスチェンジャーの使い方
- YouTubeやSNSで使える効果音の簡単な作り方
- 無料プランでどこまで使えるのか
アカウントの登録が済んでいる方は、下記の目次より具体的な使い方のページより読み進めてください。
ElevenLabs(イレブンラボ)とは
ElevenLabs(イレブンラボ)は、アメリカに本社を置く企業が開発したAI音声合成プラットフォームです。
テキストを入力するだけで、人間のように自然な声を数秒で作り出すことができます。
専門知識がなくても、簡単に感情豊かでリアルな音声を作れるため、動画のナレーションやポッドキャスト、さらには自分の声をAIに覚えさせてオリジナルの声を作ることも可能なので、さまざまなコンテンツ制作が可能です。
ElevenLabsを使いこなすことができるようになれば、下記のような制作に活かすことができます。
- YouTubeやInstagramなどのSNSの動画ナレーション
- 海外向けの音声コンテンツ
- 自作キャラクターのボイス(→自分の声で作成した音声の販売も可能!)
- 音声付きWeb記事・広告
- 音声付き社内マニュアル
ElevenLabsの始め方
ElevenLabsは、ブラウザ版とモバイルアプリ版(iOS/Android対応)の両方から使用することができます。
下記、公式サイトからアカウント無料登録完了後にすぐに利用可能になります。
【1分で完了】無料アカウント登録の手順
- STEP1|公式サイトにアクセス
ElevenLabsにアクセスし、右上の「無料で始める」または「Sign Up」をクリックします。 - STEP2|登録方法を選ぶ
アカウント登録(Googleアカウントを持っていたら登録が早いのでおすすめ!) - STEP3|質問入力(任意)
ElevenLabsを知ったきっかけ、利用目的などを入力するフォームが表示されますが、スキップでOKです。 - STEP4|ダッシュボードへ移動
登録完了後、自動でユーザー専用のダッシュボードが開きます。

初期設定
初期設定の言語は英語になっているので、英語が得意でない人は先に日本語に変更しておきましょう。

プラットフォーム画面の機能
ElevenLabsの画面は「クリエイティブプラットフォーム」と「エージェントプラットフォーム」の二面で構成されています。
制作したいものの用途に合わせて、画面を切り替えて作業していきます。
音声や効果音の生成はクリエイティブプラットフォームで作成します。
クリエイティブプラットフォーム画面
クリエイティブプラットフォームは、主に音声コンテンツの制作や編集、声のクローンやデザイン、長文テキストのナレーション化といった創作作業を行うために使われます。

- ホーム
上記の画面。 - ボイス
既存・自作のAI音声の管理と選択。 - テキスト読み上げ
入力したテキストを高品質なAI音声でナレーションできる。 - ボイスチェンジャー
音声ファイルや自分の声を、別の声質やキャラクターの声に変換可能。 - サウンドエフェクト
テキストから効果音やBGMを自動生成できる。 - ボイスアイソレーター
音声データから声だけを抽出・分離できる。 - スタジオ
AI音声や効果音を使った音声制作プロジェクトの編集・管理。 - ミュージック
AIで音楽の生成や編集ができる。 - ダビング(吹き替え)
映像や音声の多言語吹き替えをAIで自動生成。 - 音声テキスト変換
音声をテキストデータに書き起こす(自動文字起こし)。 - オーディオネイティブ
ウェブ記事等をAI音声で自動朗読してくれるサービス。 - プロダクション
プロ向けの音声制作に対応した高度な管理機能(ベータ版)。 - デベロッパー
APIなど開発者向けの機能。 - 通知
アカウント通知や最新情報の管理画面。
無料プランと有料プランでできること
無料プランだけでも充分に使えるの?
充分に使えます。特にショート動画のナレーション、ブログ音声化のテストなど個人用途ではとても便利です。
法人利用や商用利用、自分の声を合成する場合は有料プランが必要になります。
ElevenLabsの無料プランでは、月に10,000文字分のテキストを音声に変換でき、基本的な音声生成や声のカスタマイズ、効果音生成などの機能が利用可能です。
ただし、無料プランでは個人利用に限られており、商用利用はできません。
一方、有料プランは商用利用が認められており、文字数上限が増え、より多くの音声生成が可能になります。
さらに、インスタントボイスクローンや複数プロジェクト管理、優先サポートなどの高度な機能も使えるようになるので、企業で商用目的として利用する場合や個人の副業で利用する場合は有料プランがおすすめです。
プラン変更はアプリ版からはできないので、ブラウザ版から変更しましょう。
無料プラン
ElevenLabsの無料プランは、個人でお試し利用や簡単な音声生成をしたい方向けのプランです。
無料登録後、月に最大10,000文字分(約10分の音声)まで使うことができます。
無料プランでできること
- ElevenLabsの高性能音声生成AI(Eleven v3)を使ったテキスト読み上げ
- 音声ファイルの保存やダウンロード(MP3やMP4形式)
- 効果音の生成や吹き替え(音声の入れ替え)
- カスタム音声デザインの一部機能
- 毎月10,000クレジット(月10,000文字相当)
- Studio機能(長文テキストの音声生成)
無料プランでできないこと
- 商用利用
- 音声クローン生成(特定の声を作る機能)
- クレジット表記なしに掲載すること
(→SNSなどで掲載する場合、生成した音声にElevenLabsの利用明記が必要) - 1回あたりテキストで2,500文字以上を生成すること
商用利用で使いたい場合は有料プランに切り替える必要があります。
有料プラン
ElevenLabsの有料プランは、すべて商用利用可能で、毎月プランごとに決まったクレジットがもらえます。
クレジットは音声を作るためのポイントで、文字数に応じて消費されます。1文字で1クレジット使われます。
| プラン名 | 月額料金(円/ドル) | 使えるクレジット (生成できる音声の相当時間) |
|---|---|---|
| スターター | 約700円($5) | 30,000クレジット(約30分) |
| クリエイター | 約3,100円($22) | 100,000クレジット(約100分) |
| プロ | 約13,860円($99) | 500,000クレジット(約500分) |
| スケール | 約46,200円($330) | 2,000,000クレジット(約2,000分) |
| ビジネス | 約184,800円($1,320) | 11,000,000クレジット(約11,000分) |
| エンタープライズ | カスタム | カスタム |
※為替によって変動があります。
音声作成にはクレジットが必要で、それを消費していきます。
足りなければ追加購入し、使いきらなければ翌月にはリセットされる仕組みです。
未使用のクレジットは翌月に持ちこせませんので、注意!
ElevenLabsの機能と使い方
ElevenLabsの中心機能である音声生成(Text-to-Speech)は、直感的な操作で使えるよう設計されています。
ここでは、テキスト読み上げの基本的な使い方から音声設定、保存方法までを詳しく解説します。
テキスト読み上げ(Text-to-Speech)
自然なイントネーションでテキストを音声に変換することができます。
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1「ボイス」から使用したい音声を探してお気に入り登録をする
テキストから自然な日本語音声を生成するには、最初にお気に入りのボイスを探しましょう。
デフォルトで用意されている音声は英語向けのものが多く、日本語で使うとカタコトのように聞こえる場合があります。
スムーズに生成するためにも、まずは「お気に入りの日本語音声」を探してみてください。
メニューバー「ボイス」→フィルター→ボイスフィルターで言語を日本語に選択する。

ボイスフィルターの言語を「日本語」に設定すると、対応している音声の一覧が表示されます。再生ボタンでサンプルを確認できるので、気に入った音声はお気に入り登録しておくと生成するときにすぐに選択ができるので便利です。
※無料プランではお気にり入りは最大3つまで登録可能。
音声の中には音声生成の制限(倫理的配慮による制限)があるものや有料プランでないと利用できないものも含まれています。

私自身が実際に試して、自然な日本語が再生されたと感じた音声もいくつかありますので下記に掲載しておきます。もしカタコトな不自然なイントネーションが気になる場合は、イントネーションの調整も検討してみてください。
たくさんの種類があるので、ぜひ自分に合った音声を探してみてください。

音声リンクをクリックすると公式サイトからサンプルをすぐに聴くことができます。
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2音声にしたい文章を入力し、好みの音声を選んで音声を生成する

「安定性」は、音声の再現度を調整する設定です。
数値を高くすると元の声に忠実で安定した音声になり、低くすると個性的で変化のある音声になります。
日本語や一部の音声では違いが現れにくいこと場合があるようなので、日本語で生成する場合は、「安定性」を変更する必要はないように感じました。
さらに、「スピーカーを追加」を押せば、別の声で続けて音声を生成することもできます。

出来上がった音声はこちらになります。
ボイスチェンジャー(Voice Changer)
音声データを読み込ませることで、登録されている音声をもとに新しいオリジナル音声を生成できる機能です。
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1元となる音声データをお気に入り登録する
こちら(ページ内リンク貼る)を参考に、音声データを登録し、すぐに選択できるように準備しましょう。
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2音声データをアップロードする・または直接録音する
音声の取り込み方法は2つあり、既存の音声データをアップロードする方法と、直接音声を録音する方法があります。

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3STEP1で登録したお気に入りの「ボイス(=音声データ)」を選択する
いっきに長文を生成するのではなく、まずは試しに生成してみて、微調整することで馴染みの良い音声が出来上がります。
私は事前に、iPhoneの純正ボイスメモアプリで自分の声を録音し、それをアップロードして作成しました。
このとき、自分の声に近いトーンの音声と、まったく異なるトーン(正反対)の音声の両方を選んで試してみました。出来上がった音声が下記になります。
▼自分の声×自分の声と異なる正反対のトーン(Yamato)の音声を選んだ場合

▼自分の声×自分の声に近いトーンの音声(kuon)を選んだ場合

自分とは正反対のトーンを選んだ場合、後半で男性の声だけが反映されるなど、やや不自然な仕上がりになりました。
一方で、自分の声に近いトーンを選ぶと、自然であまり違和感のない音声に仕上がりました。
録音時のちょっとした工夫としては、ノイズを極力避け、一定の音量で録音することを意識しました。
自分の声を直接吹き込む場合は、噛まないように丁寧に話すこともポイントです。
サウンドエフェクト(Sound Effects)
youtubeやSNSなどでも使用できる効果音を簡単に作成することができます。
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1生成したい効果音の内容を英語で具体的にテキスト入力する
ElevenLabsで効果音を生成する際のプロンプトは、音の質感やシーンを簡潔な英語で入力するのが基本です。
英語に自信がない場合は、ChatGPTなどに「イレブンラボで使える英語プロンプトを作ってください」「効果音のアイディアをください」と伝えれば、イメージに合った例を提案してくれます。
例:スワイプ・メニュー移動の効果音のプロンプト
Swipe sound, smooth and fast
下記、緑の枠で表示されているカテゴリーは、共有されたサウンドエフェクトの一覧です。サンプルとして再生することはできますが、ダウンロードには有料プランへの加入が必要です。
とはいえ、どんな効果音があるのかを見ておくだけでも、プロンプトを考える際のヒントになるので、ぜひチェックしてみてください。

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2生成時間やプロンプト影響度を設定する
ElevenLabsの効果音生成において調整できる生成設定になります。

- 効果音ループの設定:効果音のループ設定のオンオフを切り替えます。
- 時間設定:効果音の長さ(時間)を設定できます。
- 数値指定(例:30%):数値が高いほどプロンプトに忠実な音になります。
これらの調整を使いこなすことで、狙い通りの忠実な音から、意外性のある創造的なサウンドまで、幅広くコントロールできます。
1つのプロンプトで数秒で4ついっきに出来上がるので、プロンプトや生成設定などを調整して何個か作ってみることがおすすめです。
下記、実際に生成した効果音になります。本当に驚くほど簡単にできるので、便利です。
タップ音
A soft digital button click sound
ローディング音
Looping ambient waiting sound
カメラ撮影音
Camera shutter sound, digital style
まとめ
無料プランでも月10,000文字分使えるので、YouTubeのショート動画やInstagramのリール用ナレーションなら十分対応できます。
私も実際に使ってみましたが、想像以上にクオリティが高くて驚きました。
特にボイスチェンジャー機能は面白くて、自分の声を録音してアップロードするだけで、まったく違う雰囲気の音声に変えられます。効果音も簡単に作れるので、動画編集の幅がグッと広がりますよ。
最初は無料プランで試してみて「もっと使いたい!」と思ったら有料プランに切り替えるのがおすすめです。