ブログを始めるとき、最初に悩むのが「ドメイン名」ではないでしょうか。
ドメイン名は一度決めてしまうと簡単には変更できません。
だからこそ「後から後悔しないか」「もっと良い名前があったのでは」と不安になる方も多いはずです。
ドメイン名は、ブログの顔ともいえる重要な要素。読者の印象やブランディング、さらにはSEOにも大きく影響します。
レンタルサーバーを契約しようとしたら、ドメイン名の入力があって焦った。
やっと思いついた名前もすでに誰かに使われていて取得できず…。また最初から考え直しだ。
ドメイン名の選定は、ブログを始める最初のハードルになりがちです。
ですが、いくつかのポイントを押さえておけば、納得のいくドメイン名をスムーズに決められます。
この記事では、後悔しないブログドメイン名の決め方とその判断手順を解説していきます。
実際に私がやってみて「この順番なら効率よく決められた」と感じた方法をお伝えするので、これからブログを始めたい方はぜひ参考にしてみてください。
ドメイン名とは何か
ドメインとは、インターネット上におけるブログの「住所」のようなものです。
サイトを開設する際には必ず必要です。
たとえば「https://example.com」というURLであれば、「example.com」の部分がドメイン名にあたります。
ドメインはブログの入り口であり、読者が最初に目にする要素のひとつ。そのため、第一印象を大きく左右します。
なぜブログのドメイン名は重要なのか？
ドメイン名ってそんなに重要なの？URLってそこまで気にしたことなかったけど。
確かに、普段インターネットを見ているだけでは、URLを意識する機会は少ないですよね。
でも、ブログを運営する側になると話は別です。
ドメイン名はブログの成功を左右する重要な要素のひとつなんです。
なぜなら、ドメイン名はSEOに影響するだけでなく、一度決めたら簡単には変えられないという2つの大きな理由があるからです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由1SEOとクリック率に影響するから
ドメイン名は、検索エンジンからの評価や読者の行動に直接影響します。
覚えやすく意味が伝わりやすいドメインは、読者に信頼感を与えるだけでなく、検索エンジンからの評価にもプラスの影響を与えます。
たとえば、旅行ブログを探している人が検索結果で以下の2つのURLを見たとき、どちらをクリックしたくなるでしょうか？
- travelnote.com/hawaii-guide
- my-blog-12345.com/post-456
おそらく前者ですよね。
URLを見ただけで「旅行の情報があるな」「ハワイのガイド記事だな」とイメージできるため、クリック率が高まります。
このように、ドメイン名はブログの第一印象を決める看板のようなもの。
適当に決めてしまうと、せっかく良い記事を書いても読者に届きにくくなってしまうのです。
理由２ドメイン変更すると全てリセットされてしまうから
ドメインを後から変更すること自体は、技術的には可能です。
しかし、変更することで失うものが非常に大きいため、基本的には避けるべきです。
具体的には、以下のようなリスクがあります。
つまり、これまで積み上げてきた資産が一気に失われてしまうのです。
特にブログが成長してアクセスが増えてきたタイミングでのドメイン変更は、致命的なダメージになりかねません。
だからこそ、ドメイン名は「長く使い続ける前提」で最初から慎重に選ぶ必要があります。
覚えやすく意味が伝わりやすいドメインは、読者に信頼感を与えるだけでなく、検索エンジンからの評価にもプラスの影響を与えます。
URLを見ただけでブログの内容がイメージできるようなドメイン名なら、検索結果でのクリック率向上も期待できますよ。
失敗しないドメイン名の選び方｜5つのポイント
ドメイン名を決めるときは下記の５つを意識して決めるようにしましょう。
タイトルと合わせてドメイン名を決めるのが特におすすめです。
-
-
センス不要！生成AIを使ったブログタイトルの決め方ガイド
2025/10/26
実は、せっかくブログを開設しようと意気込んでいても、ブログ名を決める段階で手が止まってしまう人は少なくありません。 というか私がそうでした。笑 WordPress開設するときにドメインを入力する必要が ...
1. ブログの内容やジャンルが分かる名前にする
読者や検索エンジンに向けて、ブログのテーマが一目で伝わるドメイン名が理想的です。
たとえば、travelnote.comなら旅行系ブログ、fitlifeblog.jpなら健康やフィットネス関連だと直感的にイメージできますよね。
URLを見ただけで内容が想像できるため、検索結果でクリックされやすくなります。
ただし、将来的にブログのテーマを広げる可能性がある場合は、少し抽象度を上げた名前にしておくのが賢明です。
「筋トレブログ」という名前だと筋トレ以外の記事が書きにくくなりますが、「健康ライフ」なら幅広いテーマに対応できます。
逆に避けたいのは、my-blog-12345.comのように意味が伝わらないドメインです。
これでは何のブログか全く想像できず、覚えてもらうことも難しくなります。
2. 短くて覚えやすい
ドメイン名は短く、言いやすく、覚えやすいものが理想的です。
一般的には5〜15文字以内が目安とされています。
長すぎるドメインは覚えにくく、入力ミスも起こりやすくなります。
ユーザーが再訪しようとしたときに思い出せなければ、せっかくの読者を失ってしまうことにもなりかねません。
実際に数々のサイトのURLを見ると文字書く、ブランド名やタイトル、ジャンルと一致していることが多いです。
3. 日本語ドメインは避ける
日本語ドメイン(例：旅行ブログ.jp)は一見分かりやすそうですが、実は多くのデメリットがあります。
最大の問題は、SNSやメールでシェアする際に文字化けしてしまうことです。
日本語ドメインは長く複雑な英数字の羅列に変換されるため、見た目が非常に不自然になります。
さらに、海外からのアクセスには不向きで、将来的にブログを拡大したいと考えたときに足かせになる可能性もあります。
よほどの理由がない限り、英数字のみで構成されたドメインを選んでおくのが無難です。
4. 数字・ハイフンの使用は最小限に
数字やハイフン(-)が含まれると、口頭で伝える際に誤解が生まれやすくなります。
たとえば「my-blog-123.com」を説明する場合、「マイ、ハイフン、ブログ、ハイフン、いちにーさん、ドットコム」と伝えなければならず、非常に面倒です。
読者も入力ミスをしやすくなります。
5. 適切なドメイン末尾(TLD)を選ぶ
ドメインの末尾のことをトップレベルドメイン(TLD)と呼びます。
代表的なものを見ていきましょう。
- .com
世界中で最も広く使われ信頼性が高い個人ブログや多目的サイト - .net
もともとネットワーク系に多いが汎用的技術系や専門職向け - .jp
日本国内向けで信頼感が高い企業サイトや国内市場重視
気になるSEOへの影響ですが、Googleは「TLD自体が検索順位に直接影響することはない」と公式に述べています。
つまり、.comでも.jpでも.netでも、コンテンツの質が最も重要ということです。
とはいえ、ブログの方向性やターゲットに合わせて選ぶことで、ブランドの一貫性が高まります。
- （おすすめ）個人ブログやポートフォリオ → .com
- 日本市場向けメディア → .jp
- 技術・専門職寄りのブログ → .net
.jpドメインを登録する際は、個人情報がWhois情報として公開される場合があるので注意が必要です。
個人ブログなら、まずは使い慣れた.comを優先的に検討するとよいでしょう。
迷ったら「.com」にしましょう！多くの個人ブロガーは「.com」であることが多いです。
ドメイン名を決める前に確認すべきこと
1. 取得可否の確認
まずは、希望するドメインが既に使われていないか確認しましょう。
お名前.comやXserverドメインなどのドメイン取得サービスで、簡単に検索できます。
人気のある単語の組み合わせは既に取得されている場合が多いため、いくつか候補を用意しておくと良いですよ。
お名前.comでは、ログイン不要で自分の希望のドメインが取得可能かどうかをすぐに確認することができます。
下記の通り、丸部分が取得可能なドメインになります。
2. 商標との重複を避ける
企業名や商品名と似たドメインは、商標権侵害になる可能性があります。
後からトラブルにならないよう、事前に検索して確認しておきましょう。
特に有名企業や商品名に似た名前は避けるべきです。
特許情報プラットフォーム（J-PlatPat）は、日本の特許庁が提供する公式データベースで、商標の出願・登録情報を無料で検索できます。
念のため確認しておくと安心です。
3. 【重要】ペナルティ履歴のチェック
中古ドメインを取得する場合、過去にスパム行為などで検索エンジンからペナルティを受けていたケースもあります。
新規ドメインであっても過去にそのドメインが使われていた可能性もあるので念のため確認するようにしましょう。
以下のツールで過去の過去の使用履歴を確認できます。
Wayback Machine
過去のサイトの様子を閲覧できるサイトになります。
英語のサイトなので、英語が苦手な人は翻訳機能を使おう！
初心者におすすめのドメイン取得サービス3選
ドメインを取得できるサイトはたくさんありますが、個人的にはレンタルサーバーの契約時に取得できる特典を利用してドメイン名を取得することがおすすめです。
1. 【おすすめ】XServerドメイン
WordPressとの相性が抜群で、XServerとセットで契約すれば、初心者でも簡単にブログ開設が可能です。
SSL設定(https化)やWordPressの初期インストールも一括で完了するため、非常に効率的に始められます。
通常、ドメインを単独で取得しようとすると、年間利用料がかかることが多いですが、XServeではレンタルサーバーを契約することで、永久ドメインを取得することができるサービスがあるので大変おすすめです。
私もXServerでレンタルサーバーとセットで取得しましたがかなりスムーズでした！おすすめ！
収益化するためのWordPressブログと相性抜群のXserverドメイン！
レンタルサーバーも契約するならドメインの取得が無料になる場合があるのでチェック！
2. お名前.com
国内最大級のドメイン取得サービスです。
料金も比較的安価で、取り扱っているTLDの種類も豊富。
利用者が多く、情報も豊富なため、初心者でも安心して利用できます。
はじめてのドメイン取得も安心。
お名前.comなら登録も更新もかんたん！人気ドメインは早い者勝ちです。
3. ムームードメイン
初心者にも使いやすい設計が特徴です。ロリポップレンタルサーバーと連携すれば、セットアップもスムーズに進められます。
サポート体制も充実しているため、不安な方にもおすすめです。
ドメインもホームページもまとめて簡単！
ムームードメインなら取得からサイト作成まで一括でスタート。
＼ 重要！ドメイン取得したら、必ずやってほしい設定について／
ドメインの契約は通常1年ごとです。更新を忘れてドメインが失効すると、ブログが表示されなくなり、取り返しがつきません。
自動更新の設定をしておけば、うっかり忘れを防げるため、必ず設定しておきましょう。
クレジットカードの期限が切れていないかもチェックするようにしてください。
よくある質問Q&A
途中でドメインを変更するとどうなる?
SEO評価・検索順位・被リンクがすべてリセットされるリスクがあります。
やむを得ず変更する場合は、「301リダイレクト」という設定を正しく行う必要がありますが、それでも完全に評価を引き継げるわけではありません。
基本的には避けるべきです。
無料ドメインと有料ドメインの違いは？
無料ドメインは、サービス名が含まれる形(例：example.はてなブログ.com)になることが多く、広告表示や機能制限がある場合もあります。
信頼性や継続性、SEOの観点からも、本格的に運営するなら有料で独自ドメインを取得する方が適しています。
サブドメインは使った方がいい？
サブドメインは、サイトを用途別に分けたいときに便利です。
ただし、初心者はまずメインドメイン1つで運用するのが無難です。
管理もシンプルですし、SEO評価も分散しません。必要性を感じたら、後から導入を検討しましょう。
まとめ｜後悔しないドメイン決定のために
ブログのドメイン名は、見た目以上に運営全体に大きな影響を与える要素です。
「短く・覚えやすく・独自性がある」ことを意識しながら、自分のブログに合ったドメインを選ぶことが、後悔しないための最大のポイントです。
この記事で紹介した6つの鉄則や確認事項を参考に、時間をかけて納得のいくドメインを決定してください。
慎重に選んだドメインは、これからのブログ運営を支える"ブランド資産"となり、長く愛される存在になっていきますよ。